配線ダクトの設置には美観を保つ方法もあります

配線ダクトを利用してケーブルを綺麗にまとめて室内を這わせる場合、美観にも注意しながら選定から設置する前の作業、設置後にできる作業を把握しておくと何かと便利です。

工業製品になり、シンプルな資材でもあるので普通に流通している商品は見た目上では限りがあります。ホワイトやグレー、金属製ではシルバーなどもあり、一部のメーカー品では木目タイプも見つけることができます。この種類でも美観を保てるようであれば問題はありませんが、室内を見渡した際に違和感を感じてしまうような空間では、配線ダクトに対して何かしらの手を加えることで最適な状態に仕上げられます。

配線ダクトの美観については、見た目の問題だけに絞られるので、市販されているままで利用するのではなく、見た目の色を変えることが最も簡単です。色を変えるにはラッカースプレーなどで設置前に着色する方法もあり、ホームセンターで入手できる低価格のカラースプレーでも配線ダクトは頻繁に触れるものではなく、室内設置に限定している場合は色落ちは殆ど考えられないので安心です。

カラースプレーは作業する際にマスキング処理をしたり、付近を養生する必要性があるので、ある程度の面積は必要です。スプレーする場所を確保できない場合は、ネット通販で購入可能な壁紙シートやカッティングシート、曲面対応のラッピングシートを用いて貼り付けることで美観を保てます。シート系を貼り付ける作業は配線ダクトの設置前でも設置後でもできるという手軽さもあり、何度も張り替え自由なメリットもあります。