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ケーブルを束ねる結束バンドは耐塩カルだと安心

結束バンドは、お部屋のケーブルなどをスッキリと束ねるのに役立つアイテムです。

ホームセンターなどで手軽に購入することができるので利用されている方も多いでしょう。ケーブルを束ねるのに重宝する結束バンドですが、これを屋外で使用する場合は、ちゃんと周囲の環境に応じて使い分けなければいけません。一般家庭でよく使われているリーズナブルな価格の結束バンドは、ナイロン66という素材が使われているのが普通です。

この素材のバンドは一般家庭で使う場合にはさほど問題はないのですが、屋外で業務用としてケーブルを束ねるために使ったりする場合は、ちょっと心もとないと言わざるをえません。ナイロン66は、まず塩カルに弱いです。これは道路の凍結を防ぐ凍結防止剤などに含まれており、この塩カルがナイロン66に触れると、短い間にナイロンが劣化してしまうことがあります。劣化が進むと破断してしまうこともあり、ミスの許されない業務用としてははやり使うべきではありません。

ナイロン66の敵は塩カルだけではありません。塩化亜鉛というものも劣化を促進してしまいます。沿岸部で塩分を含んだ風が吹きつけてくることで、屋根などに使われている亜鉛めっき銅板と化学反応を起こし塩化亜鉛ができてしまうことがあるのです。この塩化亜鉛にもナイロン66は弱く、放置しているとボロボロになってしまいかねません。沿岸部や雪国などの塩害が起きやすい地域で結束バンドを使う場合は、十分に気をつけましょう。

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