ソーラー発電システムのケーブルを敷設するのであれば、結束バンドが重要なアイテムとなります。
ソーラー用のケーブルの多くは屋外に敷設しますから、結束バンドもまた紫外線に対する耐久性が問われます。一般用だと屋外環境に耐えられませんし、紫外線以外の要因でも強度が低下してしまうので、やはり用途にあった選定が肝心です。結束バンド選びの目安は特長と具体的な寿命で、どういう環境下で何年耐えられるか、分かりやすい数字の指標がヒントとなります。
ソーラーは、一度設置したら長期的にそのままが基本ですから、10年~20年放置しても目に見えて劣化せず切れないものが望ましいです。一方では塩害に耐えられるか否かも、ソーラー用ケーブルの結束バンド選びにおいて重要です。これは特に沿岸部か海に近い地域の重要事項で、耐塩性能が優れる製品ほど使用できる環境の幅が広がります。ポイントは耐塩化カルシウムと耐塩化亜鉛の性能で、この2つが備わっていれば安心です。
製品の耐候性と耐塩性を兼ね備えていることを確認したら、次はバンドの幅の種類で、こちらも数が多いほど理想的です。最大サイズが大きければそれだけ用途が増えるので、ラインナップに5cm以上の幅がある結束バンドが狙い目です。勿論、細いタイプもソーラー設備の敷設に何かと使いますから、種類が多い方が便利に活用できます。太い配線には丈夫で切れにくい太いタイプ、監視カメラは細くて柔軟性に富むタイプがそれぞれの用途に最適です。
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