配線ダクトは一般的に、照明器具を取りつける為のアイテムで、配線を隠しつつ照明器具の固定を行う用途に用いられます。
多くは天井に設置する形で使いますから、ある程度強度があってしっかりと保持できる、そういう素材のもので作られています。また、ケーブルを複数方向に分岐できるように、スリットが設けられているタイプもあります。いずれにしても、配線ダクトはケーブルを配線する用途という共通点を持ち、照明器具の固定に使用するタイプが基本です。ケーブルを保護するものも含めるなら、配線ダクトは床や壁、そしてデスク周りに設置して使うこともあります。
用途はケーブルを椅子のキャスターから守ったり、いわゆる目隠しで目立たないようにするなどです。ケーブルにとって、重量物のキャスターは負担が大きく、上を通過すると内部に断線する恐れが強まります。しかし、配線ダクトは内部が空洞になっているので、重量が掛かっても中を通るケーブルを保護できます。
もう1つの用途目隠しは、何かと数が増えたり散らばって見えるケーブルを束ねて、視界から消すのが目的です。配線ダクトは天井や床用の他にも、垂直に設置できる壁用や、デスクと親和性の良いタイプも存在します。壁用は軽く丈夫で固定しやすいことから、上下方向にケーブルを這わせたい場合に役立ちます。デスク向けは机上に設置したり、足元や背面など目立たない部分に用いて、同様のケーブルを這わせる用途に活用するものです。
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